セレック

最短1日で白い歯がセットできる「セレック」

虫歯治療後に欠損部を修復するためにインレー・アンレー(詰め物)やクラウン(被せ物)をします。これらを修復・補綴物と言います。通常、補綴物が完成するまでの大まかな流れとしては、

  • 印象採得(歯型)
  • 石膏模型の作成
  • 歯科技工士による補綴物の製作
  • 補綴物のセット

という流れですが、歯科技工士に模型を送る→製作する→歯科医院へ補綴物を送る→到着→補綴物のセットというそれぞれに時間が必要でした。一方セレックは、光学スキャナーで印象採得→専用ソフトで設計→ミリングマシンで高精度の補綴物の作成→補綴物のセットと最短1日で全ての工程が完了することが可能になりました。

自由診療ですが、虫歯治療後に白いセラミックの歯をセットすることができます。仮歯の期間がないため、感染のリスクは低いです。

セレックが選ばれる理由

通院回数を短縮できる

セレックの素晴らしいところは院内で補綴物が完成することです。
したがって、これまでのように治療完了まで何回も足を運ぶ必要はありません。時間がないから1回で治療をできるだけ進めたいなど、様々な要望にお答えすることができるようになりました。

院内技工で高いコストパフォーマンスを実現

歯科技工所へ発注する必要がなく、型取りから設計、補綴物の作製まで全て院内で行うことができます。

それにより高いコストパフォーマンスを実現することができ、セラミックの利点を多くの人にじっかんしていただけるようになりました。
従来の印象材に起こりうる問題(印象材の変形やヒューマンエラー)を回避することができるのも、セレックの利点の一つです。

嘔吐反射が心配な方にも安心

嘔吐反射がある方にとって、印象採得(歯型)はとてもつらいものです。セレックでは光学スキャナーを使用し、歯をなぞるようにして印象採得をします。したがって、嘔吐反射が強い方にも比較的楽に型取りをすることができます。

品質が均一である

人の手で補綴物を作製するのではなく、全てコンピューターによって作製されます。したがって、品質が均一に保たれるメリットがあります。

当院が提案するセレック治療

虫歯の短期集中治療

  • 時間がないから1日で治療を完結させたい
  • 歯科が苦手なので、できるだけ1回で多くの歯を治療したい
  • 子供が小さいから、幼稚園や小学校に行っている間に治療したい

など、時間的成約が多く、集中的に虫歯治療を行いたい方に適した治療法です。初診の方は最低2回の通院が必要になります。

※短期集中治療は、保険診療との併用治療ができません。(混合診療)そのため、虫歯治療も自由診療となります。

治療の流れ

  • 1日目:を検査と主訴の解決
  • 2日目:に虫歯治療〜詰め物の治療

※根管治療(歯の根の治療)の場合は、治療に複数回必要になる場合があります。
※虫歯の集中治療は自由診療になります。

根管治療後の歯冠修復(クラウン)

根管治療後に行う歯冠修復(クラウン)をセレックにて行います。治療完了日に歯冠修復まで行えるため、クラウンが出来上がるまで待つ必要はありません。

※治療や歯の状況によっては、歯科技工士のクラウンをご提案することもあります。

銀歯をセラミックに変える(審美修復)

銀歯が目立つのが嫌だ。お口の中に金属があることが嫌だ。

といった方には、セレックによる審美修復がおすすめです。最短当日に銀歯をセラミックに変更することができます。

※虫歯や歯周病が発見されたら治療を優先します。
※審美修復のみをご希望でも検査は必ず行います。

セレックによってセラミックの利点が身近に

セラミックは予防性が高い

セラミックは天然歯のような見た目になる。
といった、審美面の部分が注目されていますが、実は「予防性が高い」というのをご存知でしょうか?

セラミックの素材は天然歯と違い、歯にバイオフィルム(プラーク/歯垢)が付着しにくいという利点があります。

審美性はもちろん、予防性が高いというのもぜひ知っていただきたいです。

金属アレルギーの心配がない

金属を使用しないため、金属アレルギーの心配がありません。被せ物を立てる土台もファイバーコアと言って、金属ではない繊維製の土台を立てることで更に金属アレルギーの心配は減ります。

ファイバーコアは柔軟性が高いため、歯が破折するリスクも低減してくれます。このようにセレックによってセラミックの利点をもっと身近に感じていただけるようになりました。時間的・費用的問題を少しでも解決したセレック治療という選択肢を患者様にもお持ちいただけたらと思います。

扱っているセラミックブロックの種類

  • CERECブロック
  • ENAMIC
  • Lisi block

セレックを活用した二次虫歯の症例1

BEFORE

AFTER

この症例は、銀歯の下が虫歯になってしまった症例です。
Beforeの写真を見ていただければおわかりいただけると思いますが、一番奥の歯が虫歯になっている部分です。これを放置していると虫歯が深くなってしまいますが、今回は二次虫歯を早期に発見できたインレー(詰め物)で対応することができました。

セレックがあることで、クオリティと予防性の高いセラミック・インレーを作ることができるため、治療完了までのタイムラグを限りなく少なくすることができます。

治療概要

主訴 奥歯に違和感がある
診断 二次う蝕(二次虫歯)
治療内容 銀歯の取り外し、う蝕の除去、セラミックインレーでの修復
治療期間 2回の通院
治療費用 55,000円 / 1本(税込)
治療のリスク
  • メンテナンスをしないと二次齲蝕になる
  • 自由診療である

セレックを活用した二次虫歯の症例2

BEFORE

AFTER

2症例目のこちらも二次虫歯の症例です。
二次虫歯で大切なのは早期発見です。歯の神経を失わないことが、歯を長持ちさせる秘訣になるため、早期発見・早期治療が何よりも重要になります。
この症例は1症例目と同じ様に早期発見、早期治療ができたので、神経を保存することができました。

アフターの赤い染色は、噛み合わせをチェックするときに使用する咬合紙を噛むことで染色されます。これで噛み合わせの高さや当たりをチェックし、調整していきます。カチカチ・ギリギリと赤い紙を噛んだ経験がお有りかと思います。

治療概要

主訴 奥歯に違和感がある
診断 二次う蝕(二次虫歯)
治療内容 銀歯の取り外し、う蝕の除去、セラミックインレーでの修復
治療期間 2回の通院
治療費用 55,000円 / 1本(税込)
治療のリスク
  • メンテナンスをしないと二次齲蝕になる
  • 自由診療である

CERECの費用

  • インレー:55,000円(税込)/ 1歯
  • アンレー:55,000円(税込)/ 1歯
  • クラウン:110,000円(税込)/ 1歯