入れ歯
どのような方に入れ歯治療は有効ですか?
入れ歯は、歯を失った部分を補う治療の一つです。主にインプラントやブリッジと比較されることが多いのですが、下記のような方に入れ歯治療は有効です。
- 外科手術が怖い
- 歯の欠損部分が多い
- すでに入れ歯を使用しているが、合わない・痛いなどの悩みがある
このような方は入れ歯治療が有効です。
欠損歯た部分を補うだけでなく、しっかりと設計すれば入れ歯でも違和感なく噛めるようになります。
入れ歯で対応できる種類
- 総入れ歯の場合
- 保険のプラスチックの入れ歯
- 金属床の入れ歯
- インプラントオーバーデンチャー
- 部分入れ歯の場合
- 保険のプラスチックの部分入れ歯
- 金属床の部分入れ歯
- 金具を使用しない部分入れ歯(スマイルデンチャー)
保険の入ればと自由診療の入れ歯の違い
保険入れ歯と自費の入れ歯では、使える材料と設計が大きく異なります。保険の入れ歯ではプラスチックのものを使用するため壊れないようにどうしても厚みが必要になります。
それに比べ、金属の入れ歯では厚みを薄くすることができ、お口の中の異物感はかなり減ります。また、入れ歯を安定させるためのバネも保険では使用できるものが決まっていますが、自費の場合設計も自由にできますのでより安定させることができます。
入れ歯のメリット・デメリット
- メリット
- 部分入れ歯の場合歯を削らないことで歯の欠損を回復できることです。
- デメリット
- 取り外ししないといけません。また、咬む力はそんなに強くありませんので歯があるときと比べると咬めるものが減ってしまう可能性があります。
入れ歯の作成期間について
型を取り、噛みあわせをとり、歯を並べてくる状態で確認、出来上がりの工程を取りますので、欠損の状態によりますが2週間から1ヶ月でできてきます。
入れ歯の症例紹介
治療概要
年齢・性別 | 73才女性 |
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主訴 | 昨日から左下が腫れて痛い |
診断 | :左下7番の根尖性歯周炎 デンタル写真において遠心根に透過像がみられ、排膿も伴っていた |
治療内容 | 5,6,7のブリッジ除去後、再根管治療を行ったが歯根破折があったため治療困難と判断し抜歯へ。1か月の創傷治癒期間をとり、各義歯の説明後、ノンクラスプメタルデンチャーでの治療を行った。 |
治療期間 | 約2か月半 |
治療費用 | ノンクラスプメタルデンチャー ¥367,500(税込) |
治療のリスク | 抜歯時、肉芽を掻把しきれていないと顎骨に残ってしまう 抜歯後、骨が吸収されるので顎堤が変化する 鉤歯にプラークが停滞しやすくなる |
治療前後の変化
治療前
治療前(義歯装着時)
治療後
治療前
治療前(義歯装着時
治療後